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今月のワイン会

本日が11月のワイン会でした。

11月のワイン会は、1年のうちでほぼ1回だけフランスワインがメインになります。
そう、ボジョレヌーボーの解禁日後にすることにしているのです。

今年のボジョレヌーボーは50年に一度の出来らしく、いろいろなところで
取り上げています。もちろん前回の日記にも取り上げました。

さて、お料理とワインをご紹介します。

アミューズは、リグーリア州の白ワインに合わせて、ホタテ貝柱の香草バター焼き、
エビフライにはロアジ特製の、コルニションとエストラゴンをきかせたタルタルソースで。
リグーリアのワインは、柑橘系の香りとハーブ香、味はミネラルを感じる海のような
塩気もあるワインでした。

ワインはそのまま、前菜は若鶏の詰め物ガランテイーナに、人参のマリネ、ブロッコリーの
アーリオソースです。

パスタはチョコレートを練りこんだ手打ち麺、ポルチーニ茸たっぷりのボロネーゼソースで。
ワインはアルトアディジェ州の、ピノネロを合わせました。2006年の薄いルビーの色合いは、
少しオレンジを帯びていて、まったりとした飲み口がなかなか斬新でした。

メインはもちろんボジョレヌーボーを、仔牛のケッカ風、バターライス添えに合わせて。

ボジョレヌーボーは素晴らしい香りでした。
カシス、フランボワーズ、ミルティーユ、チェリーも感じ、赤い果実だけでなく、少し
黒い果実の香りも感じるほど、濃さのある力強い香りです。
味わいはまろやかな酸と果実のみずみずしさが、ストレートに感じられますが、
けしてジュースではない、ちゃんとした出来のよいワインでした。

やはり今年のボジョレは当たりですね。
今だけ限定の味、ぜひお試しください。

解禁日

毎年のお約束・・・になったのは、いつの日からでしょう?
今年も、世界で一番早く(極東なので)日本で、ボジョレヌーボーが解禁されました。

ボジョレ地区の新酒を祝うお祭りが、バブルに乗った日本で、世界で一番早く一番たくさん消費される祭りとなったのは、おそらく20年くらい前でしょう。
その年の、ブドウの出来を占うといういわくに、ついつい踊らされるのもまた楽しいものです。

さて、毎年毎年
「今年は最高の出来です。」というフランス人にだまされて(笑)何種類かテイスティングしますが、
「今年は50年に一度の出来のよさ」といううたい文句に、だまされてみてテイスティングしましたが、
「あれ?美味しいね。」
という声があちらこちらで聞こえてきます。

正直に申しますと、昨年の出来はかなり残念なものでした。どれもこれも、酸が強く果実のふくよかさに欠け、よく言えばさっぱりとした出来でした。

今年は、まったく逆で、酸が柔らかく果実のふくよかさや濃さにあふれ、甘みもあります。どちらかというと、コクもあり飲みごたえもあるしっかりとした出来です。
しかも、航空運賃の関係もあって、昨年より1割ほどお安いと思います。
なかなか美味しいヌーボーです。

おそらく今年は天気がよく、ブドウの状態がよかったのでしょう。ブルゴーニュのワインの出来も、とても楽しみです。

ちなみに、ボジョレヌーボーには白はありません。
それはボジョレヌーボーAOCとして造ってよいのは、赤とロゼだけだからです。
「あら。白のヌーボーを見たけど。」
とおっしゃる方、それは「マコン」と表示があったと思います。
マコンのヌーボーは、赤はありません。白とロゼだけが認められているからです。
マコンはボジョレ地区の近くで、シャルドネ種から白を造ります。

マコンの新酒。私がテイステイングしたものは、バナナの香りがしました。南のシャルドネの香りです。味は優しい酸とさわやかな飲み口で、とても美味しかったです。

007飲み物考

最近3年間くらいの中で、1番好きな映画『007カジノロワイヤル』

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドが、なんとも素敵ですが、ストーリーはやや悲しい話です。

ブルーレイディスクを買おうとは思っていますが、とりあえず日曜洋画劇場で
地上波初登場だったので、楽しみに見ていました。
そうすると、映画館では気づかなかった小さな発見があって、また楽しいです。

そのひとつが、ボンドが楽しむ飲み物や食べ物の数々。
彼のこだわりが随所に見えて面白いです。

初めのほうのシーンに登場する、人妻を誘惑して情報を聞き出すとき。
ボンドは電話でルームサービスを頼みます。

「ボランジェのグラン・ダネとベルーガキャビア」

ボランジェは英国王室ご用達。ボンドが好きなシャンパンです。
私が飲んだことがあるシャンパーニュのなかでも、1,2を争うおいしさで、
もう一度飲みたいもののひとつです。
その中でも、グラン・ダネはブドウの出来がよい年だけのビンテージシャンパンで、
濃い色とコクのあるのみ口は、ピノ・ノアールの比率の高さをうかがわせます。
ちなみに飲んだビンテージは99年でした。

ベルーガキャビアはキャビアのなかでも最高級品。
粒が大きく、最近ではほとんどとれないと言われています。
それもそのはず、ベルーガのチョウザメは体長が10メートルを越し、
卵を持つまでに10年くらいかかるとのことで、密漁で減る一方なんですね。
シャンパーニュとのマリアージュはどうだろう?ちょっと生くさいような気もしますが、
最高級品のフレッシュキャビアは味が違うそうだから、食べてみないと何ともいえませんね。

カジノでのシーン。ボンドがバーテンダーに細かく指示します。

「ウォッカ・マティーニ。ゴードン3、ウォッカ1、キナリレをティースプーン1杯、
よくシェイクしてレモンピールを薄くそいで浮かべて。」

いわゆるヴェスパー・マティーニと呼ばれる、ウォッカマティーニです。
私にはマティーニは強くて、とても飲めませんが、このレシピは1回試してみたいものです。
ゴードンは、かなり柑橘系の香りが強く、ウォッカは普通無臭で、
キナリレ(今はリレ・ブランしか造ってないそうですが)の薬っぽい(であろう)香りとほろ苦さ、
レモンピールの香りとほろ苦さがあいまって、ほろ苦な柑橘系の香りなんだろうな~と想像してます。

ヴェスパーとの列車での移動中。
食堂車で食事をとる2人が飲んでいたワインは・・・黄色のラベルに、鐘のマークが入っていました。

ボルドーのサン・テミリオン、Chateau Angelusu(シャトー・アンジェリュス)

ではないかと思います。なんかロマンチックでいいですね。
大好きなサン・テミリオンです。私が飲んだアンジェリュスは、ちょうど眠ってる時期で、
固くて渋くてなかなか頑固そうな味に、開かない香りとあまりよくなかったですが、
きっとパッと花開いたときは、甘やかな香りなんでしょうね。
今度は起きてる状態を飲んでみたいです。

カジノで勝利を収め、ヴェスパーと祝杯をあげていたのは

シャンパンクーラーから首だけがのぞいていましたが、あれはボランジェのグラン・ダネ、
ボンドが大口で食べていたのは、ベルーガキャビアでしょう。うらやましいな。

飲み物食べ物で、これだけ楽しめる007です。

金木犀の香りに包まれて

今週の初めから、町は金木犀の香りに包まれています。
甘く、蜜のような香りは、冷涼な朝のピーンと張り詰めた空気に
柔らかく漂ってきます。

一時期、トイレの芳香剤で金木犀の香りがはやった頃、
「トイレのにおい」と言っている小学生がいて、とてもがっかりした
記憶があります。
風に乗って流れてくる金木犀の香りで、秋を感じるのに。

春、いえ初夏でしょうか。フランス旅行のときに、ホテルの裏に
大きなリンデン(菩提樹)があって、窓から満開のそのすばらしい芳香が
流れてきていました。
まるで、香りが降ってくるような、香りのシャワーを浴びる感覚。
時々、白ワインに菩提樹の花の香りを見つけると、懐かしく
思い出す出来事です。

福岡の中央区にも、リンデンの木が植えてあるところがあります。
タカクラホテルの近くにある、とある花屋さんの駐車スペースには、
2本植えてあります。満開の初夏には、香りを感じてください。
ちなみに、花は羽のような苞がついた房状で、地味な緑と黄色です。
乾燥させて、ハーブティーにもします。

金木犀が終わるといよいよ紅葉です。
今年はどこまで見に行きましょうか。

秋雨

ここ何日か、雨模様の天気です。
土砂降りというわけではなく、しとしとと静かな雨が降っています。

今年の夏にも思いましたが、太陽が恋しいですね。
すっきりとした秋晴れの空に、金木犀の香りが漂うような
そんな秋を待ってます。
しかし、この雨は秋雨前線の影響なので、日本人としては
あきらめないといけないのでしょう。

さて、秋の味覚を皆様、どのくらいお召し上がりになりましたか?

秋刀魚は何回も食べました。まったくもって、庶民の味方で
塩焼きと刺身と、お寿司が特に好きです。
それから栗。栗ご飯は来週のお楽しみで、栗のリゾットや栗と茸のパスタは
ロアジでもお目見えしています。
ポルチーニ茸は、生を少し買ってパスタにしました。生の歯ごたえは
楽しいです。
ブドウはいろんな種類が出回っています。マスカット・オブ・アレクサンドリアは
やはり女王様のように売られていますね。
おいしい甘口ワインも造られます。
洋ナシはまだ1口しか、食べていません。
洋ナシとゴルゴンゾーラのピッツアは、ぜひ一度お試しください。

松茸・・・今年も食べられるかしら?
お祈りしてみます。
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Author:スタッフM
美味しいものが大好きです。
時々食べ歩きします。
シェフの教育が行き届いているらしく、けっこう辛口です。
最近ソムリエ試験に合格しました。

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